-代表メッセージ

激変する時代の中で、一貫して「地方での生き方」に向き合う。

株式会社リージョナルスタイル
代表取締役 高岡幸生

-群雄割拠の人材紹介業界における、3つの「逆張り」戦略

都市部ではなく、地方で


私たちがサービスを開始した2009年当時、日本は「東京一極集中」の真っ只中。転職市場においても、地方へのU・Iターンを考える人にはまったくスポットが当たっておらず、ともすると、Uターンは“都落ち”、Iターンは“根無し草”などとネガティブな文脈で使われることも少なくありませんでした。

ところが、その後高まった地方創生の気運や、コロナ禍といった転換期を経る中で、地方に目が向けられる機会は格段に増え、「U・Iターン転職」も今や珍しいものではなくなっています。私たちは設立より一貫してU・Iターン転職支援を主軸にサービスを展開してきましたが、これまで転職のお手伝いをさせていただいた延べ約7,300名のうち、U・Iターン者は約2,700名にのぼります。

現在では、リモートワークの浸透によって、どこで暮らしていても自分が望む仕事ができるようになりつつあります。また、地域に根づきながらも、日本全国あるいは世界を相手にビジネスを展開する地方企業も日々生まれています。つまり、これまで「都市部にいなければ実現し得なかったキャリア」が地方で実現できる可能性が高まり続けているのです。今後はさらに、Web3の発展によってDAO(分散型自律組織)のような働き方が広がっていけば、「地方の可能性」はより注目されることになるのではないでしょうか。

変化の激しい時代の中で、一貫して地方でのキャリア、暮らし、ひいては「生き方」に向き合い、『暮らしたいところで思い切り働く』という価値観の実現に全力でコミットしているのが、私たちリージョナルスタイルです。

テクノロジーではなく、人間で


昨今のめざましいテクノロジーの進化は、転職市場にも大きな影響を与えています。AIによって求人と求職者をマッチングするサービスも登場し、企業の人材採用、また求職者の転職活動の双方が、より効率的に行えるようになっています。

しかし、私たちはテクノロジーによる効率化が進めば進むほど、“非効率な部分”に関与する人間の力が重要であると考えています。

例えば、企業においては、環境の激変、経営者の高齢化や後継者不足など、経営の難易度はますます高くなっています。また転職希望者においても、働き方の変化、価値観や人生観の多様化などによって、意思決定までのプロセスが複雑になっています。

それらの高度化・複雑化したものを深く理解し、ときに企業自身、転職希望者自身が気付いていない課題や思いにまで踏み込み、明確にしていく。これにはAIなどのテクノロジーでは成し得ない、“人”対“人”の高度なコミュニケーション技術が必要です。

私たちは、テクノロジーの進化を横目に、“匠の技”とも言うべきコミュニケーション技術、すなわち『面談力』を愚直に磨き続けています。私たちのクレド(理念)の第一項、「生涯いちキャリアコンサルタントである」-これには、伝統技術を守り続ける職人に似た、覚悟と矜恃が込められています。

短期ではなく、中長期で


2011年以降、民営の有料職業紹介業(いわゆる人材紹介会社)の事業所は増加の一途にあり、現在では26,793か所(厚生労働省「民営職業紹介事業所数の推移」)となっていますが、その多くは「すぐにでも転職したい」「すでに転職活動中である」という方をメインターゲットとしています。

一方、私たちが主にお手伝いするU・Iターン転職希望者は、「中長期的に考えている」「先のことはまだ分からないし、具体的な活動もしていない」という方が少なくありません。

そういった、転職希望者が意思決定をする“遥か前”の段階から、私たちは接点を持たせていただき、中長期視点でのキャリア構築をともに考えます。また、求人の紹介にとどまらず、ときに住宅・育児・教育・医療・レジャーといったさまざまなテーマで情報提供を行いながら、U・Iターン転職によってその転職希望者が『本質的に実現したいこと』を明確にしていくのです。

こうした中長期での信頼関係が構築できているからこそ、「地域に特化したサービスならではの情報が得られた」、「対話を通して、自分が大切にしたいことが明確にできた」、「自分も、家族も、納得のいくUターン転職が実現できた」という評価をいただけていると考えています。

-転職希望者には『豊かな人生』を。企業には『より高い採用力』を。

「モノの豊かさ」から、「心の豊かさ」へ


私たちは日々、地方へのU・Iターンをお考えの方を面談させていただいていますが、その相談内容は、より“WANT”が強くなっているように感じています。というのも、かつては、何らかの事情から“U・Iターンせざるを得ない”という人も少なくありませんでした。しかし、近年は少し状況が違います。

「社会に出て以降、すべてにおいてビジネスキャリアを優先してきたが、子どもが産まれ、人生における優先順位が変わってきた」「自分が生まれ育った、自然豊かな街でのびのびと子どもを育てたい」「コロナ禍を経て、離れて暮らす両親のことをより意識するようになった。先々も見据えて、近くにいたい」「培ってきた経験やスキルを、(地元など)特定の地域でこそ発揮したい」-こんなご相談が多くなってきています。

こうした変化には、コロナ禍などを機に『自分の人生にとっての豊かさとは何か』を見つめ直し、『モノの豊かさ』よりも『心の豊かさ』を追求したいと感じる人が増えた、ということが背景にあるのではないかと感じています。そして、その先にある仕事や暮らし・時間・環境・つながりを得るために、U・Iターン転職を選択する。私たちはその「応援団」でありたいと願っています。

U・Iターン人材が、企業を、地域を劇的に成長させる


こういったU・Iターン希望者の転職を支援することは、その地域の企業にとっても大きな意味を持ちます。都市部におけるビジネスの最前線でキャリアを積んだ方が入社し、さらには、心の豊かさを感じながら“バリバリ”と活躍してくれることによって、その企業の事業が発展したり、経営課題が解消されるのですから、とてもインパクトのあることです。「U・Iターン人材の採用が無ければ、ここまでの会社の成長は実現し得なかった」と語る経営者も少なくありません。

どれだけ志ある経営者が率いる企業であっても、「採用力」が伴わない場合もあります。その企業独自の採用活動ではリーチするのが難しい“転職潜在層”を含め、私たちが中長期にわたって信頼関係を持つ候補者をご紹介することによって、その企業は「より高い採用力」を手にすることができるのです。そして、こうした優秀なU・Iターン人材の採用による地方企業への好影響は、ひいては地域課題の解決にもつながる可能性があるのです。

意義ある仕事を、同じ志を持つ仲間と


豊かな人生を送りたいと願うU・Iターン転職希望者、そして志ある企業経営者、その両者に深く寄り添い、“針の穴を通す”ようなマッチングを実現できるのが私たちリージョナルスタイルです。その社会的意義に共感したり、あるいは自身が思いを持つ地域に対してコミットしたいと考える方がいらっしゃれば、ぜひ仲間としてお迎えしたいと考えています。

実は、もともとは転職希望者として弊社に登録された方が、やがて私たちの事業や価値観に共感し、「リージョナルスタイルの一員になりたい」とジョインしてくださるケースもあります。実際に私たちのサービスを受けた上で、その価値を感じていただいているということなので、こんなに嬉しいことはありません。

大きく変化する社会の中で、人材紹介会社も増え続け、私たちにとっての事業環境も激しさを増しています。そんな中で私たちが頑張れるのは、やはり同じ志を持つ仲間がいるからです。ともに鍛錬し、成長する。苦しみを分かち合い、ともに喜ぶ。そんな仲間が日本中で頑張っているリージョナルスタイルに少しでも興味を持っていただけたら、ぜひ一度お話しましょう。

-採用情報

リージョナルスタイルでは、以下のポジションを募集しています。

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