RS設立記

【RS設立記⑬】投資基準

2009年のリージョナルスタイル設立から2016年までを、「設立記」としてご紹介します(全20回)。

※この記事は2016年12月~2017年1月に取締役植田が個人ブログにて執筆したものを再編集して掲載しています。

実は三重の三田さんと加盟のお話をしているとき、わたしは並行して四国をお任せできる人を探していました。わたしはもともと中四国リクルート企画という、リクルート100%出資の子会社で長く働いていたので、この地域に知り合いが多く、力がある人も何人か知っていました。
※中四国リクルート企画は2006年にリクルートに吸収合併されました。

でも、ほとんどの人が在職中ですし、江口さんや圭介のように、“クレイジーな人”が、世の中に多くないこともわかっていました(笑)そんな時、ふとリクルートの先輩が起業を模索しているという話を聞きつけます。

・・・クレイジーな人、いた(笑)

すぐにその先輩のもと、香川県に飛びました。ご自身が模索をされている事業構想や価値観をあらためてお聞きし、“絶対にリージョナルスタイルで一緒にやりたい!”と感じます。遠回りなお誘いが苦手なわたしは、「すぐに一緒にやりましょう」とお声がけしました。

限りなくYESに近い「検討させて」と返事をもらって数日後、畳み掛けるように(笑)、高岡さんと岡山に飛びました。そして、大人っぽく、静かなバーでお話を進めました。

ここで正式に、8社目の加盟企業(というか、またしても個人)、リージョナルキャリア香川を担当いただく加地さんの参加が決まりました。

驚いたのは、加地さんも創業とほぼ当時に3人で事業をスタートしたことです。香川県の県内総生産ランキングは47都道府県中で38位です。三重の三田さんが加盟されるときに同じく心配しましたが、その三重ですら、同ランキングは19位なのです。

いきなり3人で事業を立ち上げられるマーケットがあるのだろうか。加地さん、思い切りすぎたんじゃないですかと心配になりました。しかし、これも杞憂に終わりました。

この加地さんの設立した会社、リージェントのケースを見て、役員全員が「データでマーケットをはかること」をしなくなりました。事業が立ち上がるも立ち上がらないも、すべては人にかかっている、と。

創業からいろんな加盟企業のケースを見て、自分たちも経験し、本当に心の底から人を信じることが当たり前になってきました。ここぞという時の判断基準は、やっぱり人しかないんだと思います。

「リージョナルスタイル最優先の投資は人に」

そう想いを強くしたわたしたちは、それをしっかりとまとめることにしました。そしてブレストの結果、出来上がったのがビジョンブックです。

2013年春、リージョナルスタイルの加盟企業はいよいよ8社になり、16拠点、約90名で活動を活発化させるほどになってきました。

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