RS設立記

【RS設立記⑪】早起きは三文の徳

2009年のリージョナルスタイル設立から2016年までを、「設立記」としてご紹介します(全20回)。

※この記事は2016年12月~2017年1月に取締役植田が個人ブログにて執筆したものを再編集して掲載しています。

2012年夏、リージョナルスタイル加盟希望で、ある企業から連絡をいただきました。リージョナルスタイルの事務局が東京にあるのと、役員が全国各地の地方に旅に出ていることが多いため(笑)、そういったお問合わせのほとんどは東京でお受けしています。

わざわざ三重県から東京にお越しになって、熱心に話を聞いて帰られたとのこと。一度、役員が三重県に行って、きちんとお話したほうがいいのではないかと、対応した事務スタッフからの情報が入りました。

三重県・・・、初めて行くし、なかなか行く機会ないし行ってみたい。でも、マーケットはあるんだろうか。リクルートのときも人材サービスの拠点があった記憶がないし、あらかじめ、ビジネスが難しいかもしれないこともお伝えすべきかも。そんな事を思いながら、初めての近鉄に乗りました。

車中で事前の情報共有をします。

植田「なんて社名の企業さんですか?」
丸山「アーリーバードさん。はいこれ、資料」
高岡「アーリーバード、速い鳥?ツバメはSwallowですよねー」
丸山「何なんやろな~、なんかことわざちゃうか?」
植田「ググります。あ・・・」
丸山・高岡「何?」
植田「多分、ごっつい早起きする人ですよ。。」
丸山・高岡「なんで?」
植田「だって書いてありますもん。The early bird catches the worm. 早起きの鳥は虫をつかまえる、日本で言うところの、早起きは三文の徳ですって」
丸山「おぉ・・・、それ社名にしはったんか。。」
高岡「気合入ってそう。。」
3人「・・・」

三重県、津市で電車を降りると、アーリーバードの三田さんがお迎えに来てくれていました。

植田「・・・や、優しそうですよ(小声)」
丸山さん「せやな」

ワゴンに乗り込んで三重大学に向かいます。なぜ三重大学?三田さんに聞くと、三重大学と協力して事業を運営しているため、オフィスが大学敷地内にあるとのことです。・・・いろいろびっくりしました。

大学職員の方々にご挨拶をしながら進み、オフィスにお邪魔します。三田さん、伊藤さん、中井さんにお話をお聞きしました。当然ですが、最初のラポールは、「あの、いつも何時に起きられているんですか?」です(笑)

驚いたのはその返答です。

三田さん「だいたい4時ですね( ー`дー´)キリッ」
3人「はっっや!!」

これで加盟いただくことが決まったと言っても、あながち嘘ではありません(笑)加えて、三田さんは京都大学ご出身(採用の神様、小畑さん(RS顧問)と一緒!)で、新卒でリクルートコスモスにご入社されたとのこと。いろいろと親近感がわきます。

そのあと、伊勢市にあるアーリーバード本社にもお伺いします。部品工場を改装してオフィスにされていてカッコイイです。わたし、世間と資金が許せば、本当はこんなオフィスがいいです。海辺で。天気が良ければ、自慢のクルーザーで海に出て。釣って帰った魚介でシーフードバーベキューなんてのも最高ですね!
・・・あ、妄想が過ぎました、申し訳ありませんm(_ _)m

という訳で役員3人、ほぼ即決でした。名古屋への帰りの近鉄で、ちょっとだけ心配だったのは、三重県で本当にこのサービスが成り立つのか、ということ。しかし、それも杞憂でした。

かくして2012年10月、身内ばかりで運営していたリージョナルスタイルに新風が吹き込まれ、私たちの考えやサービスをちゃんと体系化しないといけないと、一層、意識することになりました。

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