※この記事は2016年12月~2017年1月に取締役植田が個人ブログにて執筆したものを再編集して掲載しています。
結局、圭介は、高岡さんに「仙台じゃなければどこでもいいんですけど、どこが良いですかね?」と聞き、「やっぱりそれは静岡でしょ、暖かいし」という、訳がわかるようなわからないようなやり取りで、静岡で男3人、リンク・アンビションを創業しました。2011年2月のことでした。
彼らはリクルートで人材系事業に長く関わった人が少なかったので、会社設立前後に、既存の加盟企業に武者修行に行って勉強していました。わたしも人のことをとやかく言える状態ではなかったのですが、それでも、そのときの彼らの無知さに驚愕したのを覚えています(笑)
ちなみに、ちょっとだけ整理しておきますと、ここまでに登場したリージョナルスタイルおよび加盟企業は下記のようになっています。
- リージョナルスタイル
https://www.regional.co.jp/ - クライス&カンパニー
https://www.kandc.com/ - リージョンズ(リージョナルキャリア北海道、宮城)
https://rs-hokkaido.net/
https://rs-miyagi.net/ - ライフサイズ(リージョナルキャリア広島)
https://rs-hiroshima.net/ - パーソナル・マネジメント(リージョナルキャリア熊本)
https://rs-kumamoto.net/ - エンリージョン(リージョナルキャリア新潟)
https://rs-niigata.net/ - リンク・アンビション(リージョナルキャリア静岡)
https://rs-shizuoka.net/
圭介の加入により、月に1回の社長会が一気にそれっぽくなってきました。日々の経営課題の相談やノウハウの共有、業績をどのように作るか、メンバーとの接し方や会社行事はどう組み立てるか。とにかく一度集まると話が尽きることはありません。いまだにそうですが、この頃から熱気ムンムンの場です。こういった経営者にとって相談できる場があるのが、実はリージョナルスタイルの一番いいところかもしれません。
毎月のKCDF(面談トレーニング講座)もどんどん人が増え、2部のコースを用意するようになってきます。面談トレーニングをするまでは、人と話すなんて難しくないと思っていました。でも、“ちゃんと聴く、ちゃんと話す”ことがいかに難しいか。リージョナルのみんなは、いまでも七転八倒しながら、ちょっとずつスキルの向上に取り組んでいます。手前味噌ですが、相当真面目に取り組んでいる人たちだと思います。
そうそう、気が早いもので、キックオフパーティーだけは、2010年からホテルの宴会場を借りて華やかに開催していました。
以来ずっと、少しずつ大きな会場をお借りしながらキックオフを行っています。ここは、体力とコミュニケーション能力と宴会芸がモノをいう場です。ライフサイズはいつしか、宴会担当となってしまいました(笑)
さて。この6人が集まったところで、しばらくはこのまま基盤固めをしていく予定でした。まだまだ、新規の加盟企業は表立って募集せず、知人に声を掛けながら、少しずつ体制を整えていくことを考えていたのです。
そんな中、3月11日に東日本大震災が発生します。西日本にいたわたしは、ネットニュースや動画を観て、ただただ驚いているばかりでした。
当然、いくつかの事業展開エリアのサービスは停止し、わたしたちの経営に関する考え方も大きく揺さぶられました。様々な思いがありましたが、私たちにできるのは、しっかり事業を継続し、まずはちゃんと納税すること。それから、可能な限りの寄付や、被災地支援の活動をサポートすることです。それらをやっていこうとする時に、頭から離れなかったのが、「単一の拠点で事業経営することのリスク」です。
リージョナルスタイルのほとんどの加盟企業は、「1社1拠点」で事業を展開していました。もし、その事業展開している場所が何かの理由で機能停止してしまったら。。。
この頃から、加盟各社が本社以外にもうひとつ、サービス拠点を展開することを真剣に考え始めたのではないかと思います。