RS設立記

【RS設立記⑨】拠点展開ラッシュ

2009年のリージョナルスタイル設立から2016年までを、「設立記」としてご紹介します(全20回)。

※この記事は2016年12月~2017年1月に取締役植田が個人ブログにて執筆したものを再編集して掲載しています。

2009年9月、リーマンショック直後にリージョナルスタイルを立ち上げ、2011年3月、東日本大震災があり、いつもリスクを強く意識した経営モードでした。そのためか、全国で早くサービスを展開しネームバリューをあげよう、というよりは、加盟企業のそれぞれが生き残っていくために必死でもがいた時期だったのだと思います。

各社が1つずつのサービス拠点から、一気に拠点を増やした時期があるのも、こうした背景があるのだと思います。当初、東京、北海道、広島、熊本、新潟、静岡という6拠点だったところから、約1年の間に、宮城、福島、栃木、岡山、福岡、長野を展開します。

それぞれの展開に合わせて、恒例の飛び込み訪問を実施するのですが、長野に集まったメンバーの数を見て、本当にびっくりしました。50人ぐらいいたんじゃないでしょうか。

(長野拠点にRS加盟企業のメンバーで駆けつけたときのお祝いの席です)

わたしたちは、リージョナルスタイル加盟企業のスタッフが総勢何人なのか、いつも正確な人数を把握できないでいます(笑)というのも、加盟各社はそれぞれの事業計画に基づいて採用活動をします。ですので誰がいつどこの加盟企業で増えているかわからないのです。あまりにいろんな所で仲間が増えていくので、当時は2ヶ月に1回の共有会で「新人さん紹介コーナー」を常設したぐらいです。

仲間になる人というのは、何といいましょうか、強烈な個性を持った人が多く(笑)、こういうのを「類は友を呼ぶ」って言うんだろうなと、いつも思います。

さて、集まればこんなに人数がいるのですが、各社ごとに見るとほとんどは零細企業です。そこに、社長がいて、マネジャー、リーダー、コンサル、スタッフがいます。まぁ、マネジャーがいる会社は多くないのですが。

少ない人数で経営していると、おのずと視野が狭くなります。また、大企業では当たり前の同期入社もいませんし、ライバルもいません。こういった環境で働くことに慣れてしまうと、個々の成長がスローペースになり、やがては達成感や やりがいを感じられなくなってしまうのです。

この頃から、各社の経営は自由度を保ちながら、リージョナルスタイル全体で取り組んでいくことを増やすことにしました。設立のタイミングから行っているKCDF(面談トレーニング)、共有会に加え、全社コンサルタントのランキング、各社トピックス、業績を週報で共有します。KCDFも初級コース、中級コースにクラス分けし、力量に合わせてトレーニングメニューを開発してもらいました。

しかしこれではまだ担保できないものがあります。わたしたちが当時一番気になっていたのは「リーダーシップ」です。

こればかりは大きな組織で体系的に経験しないと、なかなか身につかないのではないかと思いました。しかし、こういったことをしっかりできるようにならないと、組織として未熟なままに終わってしまいます。このとき、ふといいアイディアを思いつきました。

・・・そうだ!森に行こう!

社長たちがやっているように、リーダーを集めて森で会議をすることにしたのです。早速、役員で話し合って森の会議のプログラムを作成しました。もちろん、ファシリテーターは役員で分担をして進行します。

各社からリーダーを選出してもらって、八ヶ岳の森に集合しました。

(朝もやが立ち込める神秘的な景色です)

さぁ、ここから2泊3日。全国から集ったリーダー同士の親睦と、リーダーシップの研鑽が始まります。

・・・はずだったのですが、初回のリーダー森の会議は、自炊のための食材を買いすぎ、お酒を飲み過ぎ、リーダーたちが仲良くなっただけで終わるのでした(笑)

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