RS設立記

【RS設立記⑰】地方創生

2009年のリージョナルスタイル設立から2016年までを、「設立記」としてご紹介します(全20回)。

※この記事は2016年12月~2017年1月に取締役植田が個人ブログにて執筆したものを再編集して掲載しています。

2014年、世の中の「地方創生」機運が一気に高まり始めます。ある日のこと、経済産業省の方からから連絡をいただきました。全国のU・Iターン転職の実態ヒアリングがあったのですが、それまで霞が関の方々とは全く面識がなかったのでビックリしました。

当たり前のことですが、転職市場においては、都市の人口、有効求人倍率、都市別GDPといった要素で、事業展開の難易度が決まります。ですから、日本国内で優先順位が高い地域は東名阪で、多くの職業紹介会社はこの地域でサービスを展開します。

私たちは、ほとんどがそれ以外の地域で事業展開しているので、おそらく、ある意味U・Iターン転職に関する情報を持っている珍しい会社なのでしょう。

2014年末に詳細のヒアリングが高岡さん宛にあり、年が明けると内閣府の検討会でプレゼンを、という流れになりました。

高岡さん、よろしくお願いします!と、なかば他人事のように思っていたら、高岡さんより「どうしても都合が合わないので、丸山さん、植田よろしく」との知らせ。。。

またとない機会ですので、頑張りましたが、いつもテレビやネットでしか見たことがない政治家の方々もいらっしゃったり、様々な分野の識者に囲まれてのプレゼンは非常に疲れました。(ほとんど丸山さんが話してくれたのですけどね。笑)

さてこの年、2015年のLong社長会は、静岡で開催することになりました。Long社長会では、その名の通り、2泊3日でじっくり時間を取り、中長期計画について議論します。リージョナルスタイルの加盟企業は全国に展開していますので、アクセスさえ良ければどこに集まっても手間はかわりません。

世の中の地方創生の流れを汲み、リージョナルスタイルとしてはどうするか、そういったテーマで議論を深めていきました。

全国のそれぞれのサービス地域を細かく見ていくと、上手く立ち上がっている場所と、苦労している場所がありました。とにかく進出を繰り返してきましたが、場所によってはサービスの休止を考えないといけないかもしれません。

サービスを展開した以上は長く根を張っていくべきですが、きちんとサービスができていない場合、自分たちがちゃんと判断し、その地域での展開を、考え直すことが必要だと決めているからです。

そろそろ会社も6期目を迎え、そんな判断が必要な時期に差し掛かっていました。

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