役員コラム

月刊リージョナルスタイル8月号「採用成功に向けた基本」

リージョナルスタイル取締役の植田です。厳しい暑さが続きますね。

さて、コロナ禍が明けてますます激しさを増す採用マーケットですが、こんなときこそ基本に則して活動することが重要だと感じます。

今回は、多くの企業が採用成功に向けて取り組めることについて書かせていただきます。

1. 選考期間の短縮

2023年1月~6月の弊社実績を振り返り、内定承諾されたケースと内定辞退されたケースの平均選考期間(書類選考から内定まで)を見てみました。すると、承諾されたケースでは34日(最短13日)だったのに対し、辞退されたケースでは66日(最長90日)もかかっていました。

この結果から、転職希望者、企業双方の都合を加味しても、選考は1ヶ月程度で終えることが、候補者にとって重要であると言えます。良い人材を採用するためにまず取り組むべきは「選考期間の短縮」です。再度、自社の選考プロセスを確認いただくことをお勧めします。

2. オンライン選考の実施

コロナ禍においてはほとんどの企業が実施していたオンライン選考ですが、今年の春以降、リアル面接に戻す企業が徐々に増えています。

転職希望者が同地域にいて、双方の日程調整が容易な場合は良いのですが、現職中のU・Iターン希望者の場合、会社訪問のためにまず休暇を取得する必要があります。さらに選考官と転職希望者のスケジュール調整が難航し、選考期間が1週、2週と延びるケースもあります。

採用力のある全国大手企業が、オンライン選考のみで僅か1週間程度で内定まで出す時代、“会って実際の雰囲気を確認したい”というニーズのために選考期間が延び、採用成功の確率が下がってしまうことは避けなければなりません。

多少のやりづらさを許容してでも「オンラインで選考を完結する」こと。候補者が遠方在住の場合は特に重要です。それを補完するために、内定後にリアルかオンラインか選択できる「オファー面談」を実施する企業も増加しています。

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