リージョナルスタイル取締役の植田です。今年の桜はかなり早めの開花でしたが、穏やかな陽気が続き、比較的長い期間花を楽しめた気がします。さて前回は、U・Iターン転職者が「貢献感が高まった」「時間に追われなくなり心の余裕ができた」ということを転職して良かった点として挙げている、とご紹介しました。
では、U・Iターン転職希望者を口説くうえで、自社がそれらを実現できる職場である、ということを感じてもらうにはどのような伝え方をすれば良いのか。具体的なポイントを考えたいと思います。
1. 企業風土の伝え方
職場での期待や成果をきちんと評価をされること、そして同僚や上司からの期待感が得られることで、貢献感はグンとあがります。そのような職場だということが、転職希望者へ事前に伝わっているでしょうか。
職種や職位、待遇、福利厚生とは別に、こうした企業風土にまつわる情報が、具体的なエピソードとともに紹介できるとより効果的です。
2. 「口説ける選考」とは
企業風土にまつわる情報を事前に伝えることができたら、次に大切なのは選考をどのように行うかです。職場でどれだけ必要とされているか、上司となる人物はどうか、経営者の期待値はどうか…。選考を進める際に人事担当者だけでなく、そうした方々が直接話すことで、伝わり方は随分と変わるでしょう。
また、採用対象者と同じような境遇でU・Iターン転職した経験者が社内にいる場合、仕事に対する満足度や、転職後の生活環境がどのように変化したかを聞けると、より一層納得感が高まるでしょう。
今、多くの大手企業が全国にある事業所で採用を強化しています。全国ベースの高い給与、フルリモート勤務など、そうした条件だけで比較され、選考が不利に進むケースも見受けられます。しかし、U・Iターン転職者が望んでいることは、そうした給与や勤務体系などだけではありません。
私たちも採用環境が複雑化するなかでも良い結果につながるよう、より一層努力してまいります。