リージョナルスタイル取締役の植田です。春と夏を行ったり来たりしているような気候で、毎日の服選びが少し難しく感じます。さて、世界経済の状況は厳しさを増していますが、国内企業の採用意欲は旺盛です。この度は企業の採用意欲と背景、短縮する選考期間について書かせていただきます。
1. 企業の採用意欲は引き続き旺盛
国内企業の採用意欲が旺盛です。先日の日経新聞の記事にもありましたが、三菱UFJ、三井住友、みずほの3メガバンクは新卒に偏った採用活動を見直し、中途採用を合計で前年度比8割増やすそうです。私がお伺いした地方を代表する企業でも、こういった記事と同様の採用計画をお聞きします。背景には、様々な企業がDXや業務効率化を推し進めていることがありそうです。DX、またその他の業務効率化を実施するために最も必要なのは「業務経験」です。そうした経験を持った人材を、中途で採用する必要性が出てきていると思われます。
2. 選考期間はますます短縮の模様
Uターン・Iターン者の採用活動も活発に行われています。また、コロナ禍にすっかり定着したオンライン面接、Webテストを活用し、選考期間はますます短縮されています。コロナ禍以前には、一次選考から内定までだいたい1~1か月半を要していた選考期間も、今では3~4週間で終えるのが標準になっています。さらに、採用対象者の自社以外の受験状況を見ながら、選考回数を柔軟に減らす動きも見られるようになりました。
採用の成否を分ける要因は、「企業ブランド・仕事の魅力・待遇」が絶対条件ですが、それらをきちんと整備したうえで、選考の手際の良さも大きな要因になってきています。いかに少ない接点、短い時間で簡潔に自社の魅力を伝え、自社の選考基準を満たしている人材を見抜くか。採用にかかわる方々の仕事はどんどん難易度が上がっています。そんな大変な役割の一部でも担えるよう、私たちも研鑽を続け、お役に立てるよう努めてまいります。