役員コラム

月刊リージョナルスタイル25年8月号「採用したい人のタイプ」

リージョナルスタイル取締役の植田です。「立秋とは名ばかりで…」。昔からこの時期の挨拶の定番ではありますが、そのギャップは年々酷くなっている気がします。

さて、優秀な候補者のタイプはさまざまですが、大きく「長く働きたい人」と「成長したい人」に分かれると思います。採用活動において、ぞれぞれにどんなことを伝えるべきか考えてみます。

1. 「長く働きたい人」

長く働きたいと考える候補者にとって、たとえば、リモートワークやフレックス制度の導入、休暇の取りやすさといった制度が整っているということはプラスポイントです。

また、長く働くうえで想定される結婚、出産、育児、介護といった、さまざまなライフイベント対して会社側がどう捉え、どのように対応しているかを伝えることも大切です。

例えば育児中の社員が時短勤務制度を利用しながらも活躍している、といったエピソードなどが紹介できれば、安心して働ける職場のアピールになるのではないでしょうか。

2. 「やりがいや成長を求める人」

仕事にやりがいや成長を求める、と一口に言っても、何に対してそれらを感じるかは、個々によって随分異なるのではないかと思います。そのため、その人物の志向を、丁寧にコミュニケーションしながらしっかりと把握する必要があります。

そのうえで、その人の志向に応じて「入社後間もなくリーダーに抜擢された」という能力重視型の人事例や、「社員数の増加によって活躍ポジションが増える」などの事例が示せれば、「頑張ればチャンスがある!」という入社後のイメージにつながるでしょう。

また、人事制度が公正に運用されていることも重要。評価や処遇、昇進の基準が明確で、評価が属人的でないことをきちんと伝えるのも大切です。 

実際の採用シーンでは、候補者が何にやりがいを感じる人材なのかをまず把握し、伝えることを精査し、双方が納得したうえで入社承諾となるのが理想です。

そのための準備は大変ですが、私共もサポートできるよう努めてまいります。

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