リージョナルスタイル取締役の植田です。桜が咲くと、いつも通る道でも少し歩く速さがゆっくりになります。
さて近年、採用の難度は増すばかりですが、採用に結び付く秘訣は何なのか。また、U・Iターン者と同地域にいる人を採用する際の待遇などの違いについて書かせいただきます。
1. 転職前の年収
昨年1年間の転職支援実績をもとに、まずはU・Iターン転職者、同地域の転職者それぞれの転職前の年収を比較しました。
まず同地域の人材(平均34歳)の平均は507万円、次にU・Iターン者(平均36歳)の平均は818万円でした。ここには約300万円の開きがあります。
地域によって生活コストが違いますので一概に比べられませんが、ほぼ同じ年齢であっても首都圏と地方都市で年収がここまで違うとは驚きです。
新卒から10年超後の年収がこれほどまでに開いてしまうことが、大卒時に多くの人が首都圏の企業を目指す理由にもつながっているのでしょう。
2. 入社時の提示年収
先述と同じ対象者に、地方の企業はどのくらいの年収提示をしているのでしょうか。まず同地域の転職者では平均で526万円となり、やや上がっています。一方U・Iターン者では年収660万円となっており158万円の減少となっています。
ほぼ同年齢に対する処遇ですので、U・Iターン者に対する企業の評価は同地域の転職者よりも高くなっていることが窺えますが、それでも年収158万円の減少はインパクトが大きいのではないかと思います。
U・Iターン者を採用しようとすると、この年収の減少額をどれだけ少なくできるかが、ひとつのキーポイントとなるでしょう。
ただ、転職者も年収だけで企業を選んでいるわけではなく、企業風土や働き方、自身が担う役割を見極めています。また地方都市ならではの利便性も、大きな魅力の一つとなっています。
物価高が進んで生活コストが高止まりし、地方都市に暮らすメリットに注目が集まる昨今。私共もU・Iターン者の採用成功に向けて尽力してまいります。