リージョナルスタイル取締役の植田です。秋をあまり感じないまま冬に突入したせいか、あっという間に年末が来たようです。
最近、数年前に転職を思いとどまった方から、あらためて転職相談をいただくことが増えてきました。理由は「会社の体制が旧態依然としているから」。
これは一体何を指しているのでしょうか。詳しく見てみたいと思います。
1. 働き方
多くの企業、そしてそこで働く人々は、コロナ禍を経験し、急速に変化し始めました。毎日出勤からリモートワークへ、メンバーシップ型からジョブ型へ。オンライン会議が当たり前になり、会議に部長や役員が参加することも可能に。こうした変化によって仕事のスピードが格段に上がり、社内決裁にかかる時間も一気に短縮する企業が出現しています。
変化に対応できる人材ほど、旧態依然とした体制には耐えられなくなるものです。そして昨今の人材流動性の高まりに伴い、新境地へと移動しているのです。
2. 評価と待遇
先に書かせていただいたように、ここ数年で起きた変化によって、個人は働きやすさが増し、企業は効率化が進めやすくなりました。こうした変化は企業に収益性の向上をもたらし、結果、社員への待遇も改善が続いています。
先日ある企業でお話をお聞きすると、この2~3年で売上が倍近く、利益は3倍以上に伸びているとのことでした。同じ業界でも、変化にうまく対応できて高収益になった企業と、変化から取り残されて業績が厳しくなった企業に二分。さらに業績が厳しい企業からは人が流出、好業績企業に次々と人材が集まる、という、大きな流れが出来ています。
また、企業の採用活動にも変化が。オンライン面接を上手く活用し、選考スピードの改善をするという例も多く見られますし、大企業ではなかなか実現しなかった、採用時の処遇の大幅改善も図られるようになりました。
変化の時代にしっかり対応できるよう、私たちも知恵を絞ってまいります。